教則DVD『モーラー奏法とその応用 ~本気で取り組む奏法改革~』

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モーラー奏法の「感覚」

こんにちは、山北弘一です。
東京と大阪を拠点に、個人でドラムを教えています。
K’s musicドラム人間科学のモーラー奏法普及プロジェクトに参加させていただき、レッスン、奏法アドバイスを行っています。

僕のレッスンは、モーラー奏法を基本としています。

体の『重み』を、腕や脚の『回転運動』によって楽器に伝える
というのがモーラー奏法の原理。身体の動きが、どこを切り取っても「円(だ円)運動」になるのが特徴です。

力の伝達を上手に行うことで、大きな音でも、速いパッセージでも、たとえリバウンドがなくても、脱力して演奏できるように。また、スティックの響きを活かしたり、止めたりといった音色のコントロールも自由にできるようになります。

モーラー奏法ができるようになると、これまでに感じていた「手応え」や「衝撃」がなくなります。それで、「叩いている感じがしないんですけど、本当にこんなのでいいんですか!?」といった言葉が、レッスン中に飛び出したりします。

音はしっかり出ているのに、身体に衝撃がこない。
それくらい、上手に力を使う方法があるということなんです。
上手になればなるほど、衝撃も、手応えもなくなっていく・・・。

指先がスティックに吸い付き、肘、肩、肩甲骨までつながったとき。
足首だけでなく、膝や股関節、骨盤までつながったとき。
上半身と下半身が、腸腰筋でつながっている感覚を得られたとき。

「衝撃」という感覚は、なくなります。

代わりに、「ゆらぎ」とか「」といった感覚がやってきて、
リズムのとらえ方、感じ方が根本的に変わっていきます。
モーラー奏法の習得は難しいと言われることが多いのは、このへんに理由があります。タイミングの感じ方を変える必要があるのです。

脱力の感覚をまだ知らない人は、「衝撃」に頼ってリズムを感じています。なのに、その「衝撃」がなくなる。

バッチリ鳴っているのに、感触はフワっとしている・・・。

それが「出来ている時」の感覚なんですね。そういう時の音は、今までよりも芯があり、ボリュームがあるけれども耳に痛くない。

レッスンでは「それでいいんです。良い音出てますよ」とお伝えして、「こっちが普通だよね」という感覚に変わっていっていただく。そんなレッスンをしています。

一度「こっちが普通」という感覚になってしまえば、もう戻ることはありません。そうなればしめたもので、いくらでも前進できます。グルーヴを追求するもよし、ルーディメンツを極めるもよし、パターンズなど難しい教材にチャレンジするもよし。

何より精神的な余裕が生まれますから、本番での音の聞こえ方も変わってきます。現場の状況、リアルタイムに起きていることへの集中力が増し、より良いパフォーマンスにつながることでしょう。

僕は楽器演奏において、万人にあてはまる「正しいやり方」というのは存在しないと思っています。正解は人の数だけ、それこそ無数にあるのではないでしょうか。

僕にできるのは、先人が積み上げた「上手いやり方」を整理してお伝えすること。その上で、生徒さんが「ベストなやり方」を選択できるように。ご自身が置かれた状況に応じてリアルタイムに、柔軟に対応できるように。そのためのお手伝いをいたします。

レッスンや、各地でのワークショップでお会いできるのを楽しみにしています。

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骨格や筋肉についての解剖学的な知識、整体、アレクサンダー・テクニック、初動負荷系の筋力トレーニングなど・・・僕自身も様々なボディワークを学んでいます。その結果、最近のレッスンではモーラー奏法の枠を超えて、全身の状態をチェックし、姿勢や呼吸、意識の状態までを扱うようになってきました。

そうした知識を総動員し、打楽器演奏の「根っこ」の部分をお伝えする「ドラムと身体」。もちろん無料ですが、かなり濃い内容になっています。ワークショップなどのイベント情報も発信していきますので、どうぞお楽しみに。

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