はじめまして!山北弘一です。
僕は現在、「身体の可能性を引き出す」をテーマに東京と大阪でドラムを教えています。

15歳からドラムを始めて独学でプロになりましたが、伸び悩み、28歳の時にモーラー奏法を学び始めました。身体の使い方をゼロから変えることになって大変でしたが、あきらめずに取り組み、劇的に変わることができました。

「自分が変わるきっかけになったモーラー奏法を広めたい」という思いから、レッスンを始めたのが31歳の時。あれから10年以上が経ち、今は情報が本当に豊富になりましたね。昔は「宗教ですか?」などと怪しまれていたモーラー奏法も(笑)、すっかり一般的になりました。

今はYouTubeで「やり方」をいくらでも学べる時代です。海外の一流ドラマーのレッスンだってスマホで簡単に見られますし、何ならオンラインで直接習うこともできるでしょう。でも残念ながら、やり方が分かっても、実際にできるようになる人は多くありません。

大切なのは、やり方の土台にある「感覚」です。

一流の人の説明を聞いてもできるようにならないのは、その人にとっての「あたりまえ」が違うからです。センスがあって最初からできていた人は、自分が「なぜできているのか?」を説明できないケースが多いのです。

僕はもともと運動神経が鈍くて、全てが「できない」からのスタートでした。たくさん失敗して、たくさんの人にアドバイスをもらいながら前に進んできました。

このブログでは、そんな僕が遠回りしながらも「できる」ようになるまでに試したこと、経験してきたことをシェアしていきたいと思っています。

皆さんが僕と同じ苦労をすることなく、短期間で上達できるようなお手伝いができたら嬉しいです。そしてドラムを叩く人も聴く人も、皆が本当に好きなことを続けられるようにお手伝いできたら最高です!

どうぞよろしくお願いします。

プロフィール

ドラム講師、整体師。

1976年大阪生まれ。私立灘中学の吹奏楽部でトランペットを3年間担当後、15歳からドラムに転向。慶應大学進学と同時に東京へ移り1998年頃からプロドラマーとして活動する。

主にJ-POPのジャンルでライブ、レコーディング、テレビ出演多数。その他パーカッションを含めた劇伴、ビッグバンド、ジャズドラマー橋本学(Trio Zero)とのドラムデュオなどジャンルを超えて活動。

ドラムを水野オサミ氏(Dawsonisms)、喜納昌也氏・小野瀬健資氏(K’s music)に師事。アランドーソン・メソッド、人体力学に基づいたモーラー奏法を学ぶ。

2008年、モーラー奏法を広めるべくドラム教室を開講。身体の使い方を丁寧に指導するスタイルが支持され、これまでに多数のプロを含む延べ5000人以上のドラマーを指導し現在に至る。

ドラム以外では整体を太田マスミ氏、下田武志氏に師事。頭蓋仙骨療法、操体法の施術家としても活動している。

出版物

DVD「モーラー奏法とその応用」シリーズ(※販売終了しています)

教則本「電子ドラム」シリーズ(ヤマハミュージックメディア)

 

ドラムマガジン2018年11月号「ドラムと肉体2018」特集 執筆・監修