練習動画を公開することをオススメするツイートをしたら、凄まじい反響がありました。
ドラムが上手くなる一番の方法は「動画を公開すること」ですね。
顔出し不要、内容も練習の記録でOK。人に見せることが目的ではなく、世界の中での自分の「居場所」が明確になることで意識も行動も変わります。
副産物でメンバーも見つかったりするのでなお良し。どんなに下手でも動画オススメ。
— 山北弘一@ドラム講師 (@yamakitakoichi) March 3, 2020
「背中を押してほしい人がこれだけたくさんいる!」ということがわかりましたので、ブログでも「公開したいけれど勇気が出ない・・・」という人の背中を押したいと思います。
練習動画を公開すべき理由
僕が動画をオススメする理由は「客観的に自分をみることが出来るから」というのが一つ。改善点が明確になることで上手くなる、というのは誰もが納得されるところですよね。
しかし、動画の効用はそれだけではありません。自分の映像をみるという行為は、実は最高のストレス解消にもなるんです。
「練習しているのになかなか上手くならない!悔しい〜!」となっているそこのアナタ。そんな時こそ動画です!
なぜ動画を公開することがストレス解消になるのか?ストレス解消がなぜドラムの上達と関係があるのか?詳しく説明します。
継続の敵は「ストレス」。
練習は継続が大切ですが、最大の敵は「ストレス」です。ストレスの原因を取り除くことができれば、練習を続けることが容易になり、結果的に上達できます。
「頑張るのではなくて、ストレスを減らす」という逆転の発想ですね。
ストレスの原因は?
ストレスは「思い通りにならないこと」から生まれます。
ドラムの練習の場合は「思うように身体が動かない」「叩きたいリズムが叩けない」「もっと速く叩きたいのに疲れてしまう」といったストレスがありますね。
ストレスの原因は「なりたい自分」と「いまの自分」のギャップ」
「もっと〇〇したいのに、できない」という状況。
「なりたい自分」と「いまの自分」が違う。
ストレスを減らすためには、このギャップを埋める必要があるわけです。
自分のことって、意外とわかってない。
「いまの自分」と「なりたい自分」のギャップを埋めるには、自分を知ることが大切です。
ところが多くの人は、自分のことって意外とわかっていません。「自分ってこうだろう」となんとなく思っているんですが、「いまの自分」とズレがあることがほとんどなんです。
たとえば、自分の腕がとどく距離がわかりますか?自分の肩甲骨に「お手つき」しないでタッチできますか?身体のこと一つとっても、自分のかたちを正確に知るってむずかしいですよね。
自分のことって、わかっているようでわかってない。そんなもんです。
動画を撮ると、現実がわかる
そこで役に立つのが、動画です。動画をとれば「いまの自分」が、それはもう手にとるように見えます。
もちろん慣れないうちは勇気が必要ですよ。なにせ「思っていたのと違う自分」と対面しなければならないわけですから。
現状がわかると、スッキリする
でも、思いと現実のギャップが埋まると・・・本当にスッキリできるんです!この感覚、一度乗り越えたら病みつきになること間違いなしです。
撮った動画を公開すべき理由
撮った動画は、SNSでぜひ公開しましょう。顔出しナシでも、匿名アカウントでもOK。画質も気にせず、とにかくインターネット空間に足跡を残しましょう。
そして、「これが人から見えている自分の姿か・・・」と、心の中で呟いてください。
そうすることで、「ドラマーとしてのあなた」と「世界」との関係が明確になり、あなたの居場所が明確になります。実はこれ、すごく「癒し」になるんですよ。
どんなにヘタクソでもいいし、反応なんてゼロでOKです。とにかく公開して、足跡を残すことをオススメします。必ず意識が変わります。
最初は勇気が必要だと思いますが、大丈夫。応援しています。