「せっかく音楽活動をしているのに、つい人と比べてしまって心の底から楽しめない・・・」
「上手な人と自分を比較して、自分は下手くそだと落ち込んでしまう・・・」

劣等感って、辛いですよね。

そういう僕も、かつては劣等感の塊でした。
しかし考え方を色々と変え、今ではかなり改善しました。

今回は僕の経験をもとに、劣等感の原因と対策を書いてみます。
音楽活動がしんどいと感じた時に読んでみてください。

劣等感の原因は?

僕は、劣等感の根本原因は「足りない」という思考だと思っています。

「技術が足りない」
「経歴が足りない」
「お金が足りない」

などなど、僕らは無意識のうちに「まだまだ足りない」という考え方をしてしまう傾向があります。

劣等感から解放されるためには、この「足りない」という思考を変えるのが有効です。詳しく解説します。

技術が足りない

ほとんどのドラマーが「もっと技術がないとダメだ」と考えています。
この思考を持っている人は、自分よりも活躍している人をみると

「あの人には技術があるから」
「自分は下手だから」
「手足が速く動かないから」

など、その人が活躍している理由を「技術のおかげ」だと考えます。
自分には技術がないので、その人のようには活躍できないと考え、劣等感に支配されていきます。

経歴が足りない

この思考を持っている人は、自分より活躍している人をみると

「あの人はアメリカの〇〇音楽学校を出ているから」
「あの人は〇〇音大出身だから」
「あの人の先生は〇〇さんだから」

など、その人が活躍している理由を「経歴のおかげ」だと考えます。
自分にはその経歴がないので、その人のようには活躍できないと考え、劣等感に支配されていきます。

お金が足りない

この思考を持っている人は、自分より活躍している人をみると

「あの人は海外留学する経済力があるから」
「あの人は家にスタジオを作れるお金があるから」
「あの人は良い楽器を変えるお金があるから」

など、その人が活躍している理由を「経済力のおかげ」だと考えます。
自分には経済力がないので、その人のようには活躍できないと考え、劣等感に支配されていきます。

解決策

いかがでしょうか?

実は、上記はすべて、過去の僕の思考です(笑)。
「足りない」ものって、探せば他にいくらでも見つかりそうですね。

では、ここで質問です。

技術、経歴、お金など・・・全てのスペックを手に入れることができたら、あなたは「あの人」のように活躍できるでしょうか?

劣等感から抜け出す方法

答えは「ノー」です。
なぜでしょう?

それは「自分のスペックが誰の役に立つのか?」という視点が抜け落ちているからです。

多くの人が自分のスペックを上げることに躍起になっていますが、人の役に立たなければ単なる自己満足です。「あなたのスペックが上がったら、誰の役に立つのか?」というのが重要なんです。

反対に。もしあなたのスペックが低くても、あなたが人の役に立つことを考えて行動すれば「あの人」のように活躍できる可能性が高くなるはず。

もしあなたが劣等感に支配されているとしたら、「誰の役にも立たないところで自分のスペックを上げようとして、空回りしていないか?」と考えてみてください。自分のスペックを上げることに執着せず、誰かの役に立つことだけを考えてみる。これが僕の考える、劣等感をなくす究極の方法です。

準備も練習もいりません。今すぐできます。

音楽活動に疲れたら、この記事のことを思い出してもらえたら嬉しいです。