おはようございます。コロナショックの中でも週に一度は家族で「よしもと新喜劇」を鑑賞してリセットしている山北です。

腰痛や腱鞘炎に悩むドラマーは多いです。僕自身も首や肩の痛みに悩んでいた時期があり、整形外科に行ったり針治療をしたり色々と試しました。最終的に自分で整体の資格を取るところまでいきましたので、けっこう悩みは深かったほうだと言えます。

今は痛みや違和感はすっかり克服していて、自分がなぜ悩んでいたのかも今なら説明ができるという状態です。そこで今回は僕の体験から、ドラムで身体が痛くなる原因と対策について書いてみようと思います。

なぜ、身体が痛くなるのか?

身体のどこかが痛いとき、医療的には「どこそこに炎症があるから」とか「どこそこの神経が圧迫されているから」とかいう見方になるのかもしれません。でも、それは結果です。大切なのは「なぜ、そうなったのか?」を考えることです。

結論を言ってしまうと、痛みの根本原因は「ストレス」です。そして、そのストレスは「ドラム演奏以外の部分から来ている」場合がほとんどです。

ぶっちゃけ、ドラム演奏に必要な力ってそんなに大きくありません。極端にテンポが速いとか、音が大きいとか、そういう音楽でもない限りは、演奏していて身体が痛くなるのはおかしいんです。

もし普通にドラムを叩く程度でも身体が痛くなるとしたら、「ドラム以前に、身体の状態がおかしい」と考えるべきです。

身体を固くするのは「脳」

身体に痛みが出る人は、必ずどこかの筋肉が固くなっています。「本来動かせるはずの筋肉が動かせない」という状態ですね。

たとえば腰痛の人は、腰まわりの筋肉が固い。肘や手首が腱鞘炎になる人は、肩甲骨まわりが固い。固いところに外からの力がかかると、痛みが出るわけです。

筋肉をコントロールしているのは「脳」です。筋肉を柔らかくするためには脳がリラックスする必要がありますが、ストレスがあるとそれができません。

身体は「感情」と連動している

仕事や人間関係、家族との関係、お金の問題など、ストレスの原因は様々です。さらに深掘りしていくと幼少期の体験と向き合ったり、親や先祖から引き継いだ感情と向き合ったりなど、けっこうヘビーな話にもなってきます。

僕はカウンセラーではないので、残念ながらカウンセリングの技術は持ち合わせていません。

でも、一つだけわかっていることがあります。それは「身体と感情は連動している」という事実です。そして、身体から感情をほぐすことも、どうやら可能らしいのです。

身体というのは不思議なもので、固くなった筋肉に丁寧に意識を向けると、必ずやわらかく動かすことができるようになります。すると、筋肉を固くしていた抑圧感情が解放され、心理的にも楽になっていく・・・ということが起きるのです。これは僕自身何度も体験していますし、レッスンの中でも頻繁に起きていることです。

栄養も睡眠も十分なのに、身体の痛みや違和感がなかなか消えない場合。必要なのは「感情のケア」かもしれません。

意外に思われるかもしれませんが、これが今回の結論です。うまく言語化するのが難しいのですが、大切なことなので、これからも繰り返しお話していこうと思います。