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近日中に、僕のドラム人生で培った
『モーラー奏法』について、
基礎から応用まですべてを学べる教材を
さらにパワーアップした形で解禁をします。

元々この教材は600名以上の方に手に取って頂き、
「最高でした!」
「モーラー奏法を学ぶ教材の決定版です!」

など非常に高い評価を頂いております。

その教材に現在の僕の視点も加えて、
より学習しやすい環境を用意してご提供します。

ちなみにレッスンの内容の一部は以下の通り。

目次

Disc1

0章 はじめに

1章 グリップ

フリーグリップとは
ホールドとオープン
ミドルフィンガーグリップのススメ
タッチについて
レギュラーグリップ

2章 ストローク

円運動のススメ
肩甲骨を意識しよう
呼吸法の初歩
練習台について
基本の動き
スティッキングライン

3章 呼吸と姿勢

ろっ骨の使い方
呼吸の力

Disc2

4章 フットワーク

スプリング・コントロール
リバウンド・コントロール
足の基本動作
バスドラムの2連打
バスドラムの複数連打

5章 グルーヴ

良いグルーヴに必要なこととは?
ドラムの音とは?
バスドラムとスネアの分離
低音のコントロール

6章 ジャンル別のスタイル

ロック・ポップス系スタイル
スネアのチューニング
ジャズにおけるシンバルとハイハット
シンバル・レガートの打ち方
バスドラムのフェザリング
ボサノヴァ・ビートの作り方
サンバ・ビートのしくみ

Disc3

7章 ルーディメンツ

フラム
ドラッグ
ダブルストローク
シングルストローク・フォー
パラディドル
パラディドル応用
シックス・ストローク
シングルストローク
パラディドル・ディドル

8章 おわりに

デモ演奏
重めの16ビート
速めの8ビート
セカンドライン
派手めのサンバ
高速サンバ

スティックを持つ前の姿勢、脱力の確認の仕方にはじまり、グリップ、ストロークの基本から実際の演奏への応用まで。レッスン1年分の内容がギュッと詰まっています。

アマゾンでいただいたレビューの一部をご紹介します↓

 

こんな感じで大好評でした。

今は販売をしていませんが、
近々メルマガの中だけで特別に案内をするのでぜひ楽しみにお待ちください。

レビュー

また、こちらプロドラマーの安田隆さん(KENNEDY)からも詳細なレビューをいただいています。

安田隆さん(KENNEDY)

僕が安田さんと出会ったのはレッスンを始めたばかりの2007年。安田さんがレッスンを受講して下さったのがきっかけです。

安田さんは片手ロール(今でいうグラヴィティ・ブラスト)とツーバスの名手として80年代から活躍されている伝説のドラマー。講師として経験の浅かった当時の僕を信頼して通ってくださったことには感謝しかありません。

レッスンでは僕が何をお伝えしてもすべて一瞬で吸収されてしまい、大変焦ってしまったことが思い出されます。「ああ、経験がある方の迫力とはこういうものなんだな」と打ちのめされたことは今では良い思い出です(^^;)

後で知ったのですが安田さんはセラピストとしても活躍されており(著書も多数出版されています)体と心について深い知識と経験をお持ちです。そうした面からも僕自身、今でも折に触れてヒントを頂いています。

そんな安田さんから貴重なレビューをいただくことができました。長年のご経験に基づくエピソードも交えたわかりやすい解説で、これを読むだけでも相当勉強になると思います。

 

みなさん、はじめまして。
KENNEDYというバンドでドラムを担当している、安田隆と申します。

山北先生、モーラー奏法のDVD出版、おめでとうございます!そして、DVDを贈呈して下さり、ありがとうございました!さっそく私も、一つ一つ学習してみました!

私ごときのレポートがみなさまの役に立つかどうかは不明ですが、レポさせて戴く機会を戴きましたので、独学者の立場から、また、モーラー奏法の初心者の立場で、しっかり勤めさせて戴きます。

みなさま、よろしくお願い致します。

0章 はじめに

私がモーラー奏法を習った動機は、
独学である自分が工夫してきた奏法がモーラー奏法とよく似ていたので、それを確かめたい、というものでしたが、
山北先生は、このDVDを見ても解る通り、微妙なコツや、感覚を言語化する能力に長けておられ、
また、
モダンドラミングを体系化したアランドーソン氏によるアラン・ドーソンメソッド(独学者には羨ましい)などもきちんと修められておられたこともありましたが、何より誠実なお人柄に惹かれ、山北先生の門を叩きました。
自分の奏法の参考に、
という私の身勝手な、ある意味傲慢なお願いにも快く応じて下さり、
実に丁寧に、また、DVDの宣伝にも書いてある通り、
出し惜しみなくレクチャーして下さいました。

私も含め、ドラマーは上手くなるプロセスで様々な壁にぶち当たるものですが、
このDVDは、山北先生が、それらを打破してきた歴史の、一つの到達点(で、あると同時に出発点)とでもいうべき作品だと思っています。

この章で、一人のドラマーが苦闘の果てに、誠実に奏法改革に挑んだんだ、という重みがみなさまに伝わることを、一ファンとして願う次第です。

1章 グリップ

フリーグリップとは

私がドラムを始めたころは、今とは比べ物にならないほど情報が少なく、
僅かな教則本と、音楽雑誌に載ってる写真や記事でしか情報源はありませんでした。
ま、戦後にジャズを志した大先輩方ほどの苦労ではないにしても、首都圏に住んでない身には、スティックの選び方や、持ち方などの目安を学ぶ機会もなく、結局、自分なりに工夫するしかない、というのが現実でした。
実際問題、スティックの握り方に「定型」はなく、
出したい音に応じて変わる(変える 含む)のがグリップだと思いますが、
全くの初心者には、
それでも、
持ち方の目安になるもの、
また、その理由も含めて、何らかの指標があるとありがたいものです。
その観点から言っても、
フレキシブルでどんな変化にも対応できるフリーグリップは、素晴らしいものといえると私は思います。
脱力(グリップの強さ)の説明の時の言語化、素晴らしいですね!

ホールドとオープン

正しく動作できている時に、指先や手で感じていなくてはならないことを、やはり素晴らしい言語化能力で話されていますね。
これらで動作がチェックできるのがありがたいです。
また、どこまで力を脱けばいいのか、などもわかりやすいですね!

ミドルフィンガー・グリップのススメ

ススメ
となってるところがいいですね!
理由というか理論的な丁寧な説明も、また、リバウンドが何打くらいあればいいのか、などの説明も、初心者にはありがたいです。

タッチについて

ドラムを「奏でる」という言い方は、
バディ・リッチやジーン・クルーパなど、
ビッグ・バンド・ドラマー達(殆んどがモーラー奏法でした)の華やかなドラミングを、
マシンガンのようだ、
スティックは絵筆のようでなくてはならない、
と、考えた初期のモダンドラマー達が最初に言い出したので、
モーラー奏法の山北先生が「奏でる」と仰っているのを見て、時代は進んだんだとの思いが、まずありました。
因みに、
まだPAがなかった時代に、多くのホーンセクション、つまりラッパ軍を相手に、
しかも、大きなホール中にドラムを響かせるには、
モーラー奏法を使うしかなかったわけですね。
昔のビッグバンドのドラマー達の殆んどがモーラー奏法だったのは、こう云った背景があったのです。
で、
タッチについてですが、
これを見ながら、
道場六三郎さんの、
包丁のいれ方によって(切り方含む)ネギの味が変わるんだよね、
これがわからないとダメ
と、仰っていたのを思い出しました。
やみくもに包丁を振り回す包丁人がいないように、
私達ドラマーも、スティックをきちんと扱おう、
ということが、ここで理解すべきことだと思いました。

レギュラーグリップ

ホールドポイント
と、
コントロールポイント
という表現は、山北先生オリジナルの造語です。
山北先生、登録商標してください!
で、
私は超初心者、スティックを持つやいなや、リズムも刻めないのに、人差し指をスティックに巻き付ける握りのバズロールから練習したので、
つまり、
ホールドポイントとコントロールポイントが離れていないグリップからドラムを始めたので、
のちに、バズロール以外のドラミングに物凄く苦労したので、この話は身につまされました。
幸いにして、私は自分で気がつきましたが、
早く知っていたかったな、
と、強く思いました。
ホールドポイント、コントロールポイント、
勉強になりました!

2章 ストローク

円運動のススメ

肩甲骨を意識しよう

呼吸法の初歩

1日8時間くらい、手足が動かなくなっても、なお、リズムを崩さずにドラムを叩くことを繰り返すと、
無駄な力が抜け(脱け)、円運動も肩甲骨も使えるようになりますが、
体験者としては、
それは貴重な体験ではありましたが、
もう少し、エレガントな方法があったのでないか?
と、正直、思います。

テレビで、陳健一さんが、中華鍋の鍋降りをお弟子さんに教えてる時に、
「師匠、腕が折れそうです」
「うん、折れていいよ」
と、ニコニコしながら鍛えているのは、個人的には好ましいし、
こうやって、自分で掴む以外に道はない、
のは真実だと思いますし、
それは避けては通れない道ではあるんですが、
そこに、一工夫入る余地はあると思えます。

量を稽古して質を得られるならば(量×質)、
質を理解し、それを量稽古(質×量)すれば、
苦労の中から得たさまざな経験からくる風格とかは別として、
ドラマーとしてのスタートラインというか、早く一人前になれるのではないか、と、思います。
ま、その世界で苦労はするとは思いますが(^^)

で、
この円運動のススメと、肩甲骨を意識しよう、呼吸法の初歩は、
この「質」についてのお話しだと、私は理解しました。

あと、
身体の動きの合理性をアレキサンダー・テクニーク(と、昔は表記してました)や、
最近では、操体法を導入しておられるようですが、
能の方が芸のためにロルフィングを学んだりするのもあるように、
「必要なことなら何でもする」
という姿勢で、体の可動性や連動性を向上させるのは、とてもよいことだと思います。

ジャズ界初の勲章授賞者であるジョージ川口氏は、
関節が硬いのを気になさり、お風呂でのストレッチを欠かさなかったようですし、
呼吸に関しては、PONTA村上氏が昔から言及しておられますから、
みなさんも、これを機に、
ドラムに最適な自分
に、セットアップするつもりで学ばれたらよいと思います。

あ、
ガンガン食って、ガンガン飲んで、ガンガン稽古、それがロックじゃあ!
という方もいらっしゃるでしょう。
そのタイプ、嫌いじゃありません!
それはそれ!
すべては、ドラムのために!

練習台について

手作りの練習台、素晴らしいですね!
モーラーを練習する方は、広い打面の練習台が必須だと思います。
私は、市販の練習台を使いますが、ハンカチとかは敷いてます。
理由は、山北先生が述べてらっしゃる通りです。
また、敷く布の厚さによって、例えばタオルなんか敷くと、
リバウンドがフロアタムのに似てきますので、参考にして下さい。

基本の動き

スティッキング・ライン
ここからモーラーらしくなってきますね。
ここでも、言語化の素晴らしさ、例えば、ねじ込む感じでなく、などが発揮されてます。

私個人は、
~しよう
のあとに、
~ならないように
~でなく
と、
必ずベカラズで言って戴けるのがありがたいです。

あと、
体験して戴きたいのは、
力感がないのに、
つまり、
奏でているのに、
音がでかい(ぶっ叩いてるみたいに)
ということですね。

あとは、
山北先生の∞メビウス的に動く形をひたすら真似してみるとよいと思います。
(撮影で緊張なさってるせいか、普段より動きは硬めでらっしゃいますが、十分にシナヤカだと思います)

3章 呼吸と姿勢

肋骨の使い方

呼吸の力

ここは、退屈しちゃった方、多いかな?
おそらく山北先生は、
肋骨だけでなく、仙骨(昔は薦骨と書きました)や、股関節、
当然、脊椎にも言及したかったものと思われます。
これは、技芸を極めよう(究めよう)とする方のサガですが、
いずれ役に立つ、
と、思い、試すだけは試しておくとよいと思います。

天性のうねるリズムを持ってるタイプのドラマーは、肋骨がよくしなります。
デビューした頃のオマー・ハキム氏なんかがそうですね。
また、
リズムを、うねりとして表出させるドラマーは、
上体をタコのようにくねらせるのをよくおみかけします。
森山威男氏なんかも、よく、くねらせてらっしゃいます。
また、
声楽家は、体全体に声を響かせるために吸った息をお腹だけでなく脇腹や背中(肋骨含む)も意識して、などと指導を受けたりしますから、実は大切なことなんですね。

ただ、この大切がわかるためには、ある程度上達しないとダメなので、
ここでは、
感覚を鋭敏にする、
研ぎ澄ます訓練だと思って、
一度はしっかり試してみる、
ということでよろしいかと思いました。

あるんですよ!
イメージが溢れてきていて、
エモーションもあるのに、
それが、肩や腕で詰まってしまい、音にならない、みたいなことが。
こういう時に、この章は、きっと役に立つと思います!

4章 フットワーク

スプリング・コントロール

リバウンド・コントロール

これはためになりますね!
ペダルをちょっとだけ踏みこんでおいてペダルを戻してから踏み込む、ってことに自力で気づくことは、なかなか大変なんです。
私も、映像の中の山北先生のように、ペダルのとこに座り込んで、手でカチャカチャやった記憶がありますが、
何より悩んだのは、
椅子の位置と高さですね。

足の基本動作

情報が乏しかった時代に育った私の頼みの綱は、ジャズやロック雑誌のドラマーの写真ですが、
高い椅子に座ってる方もおれば、低い椅子にドッカリと座ってる方もおられ、
結局、何もわからないまま、
手探り、いや、足探りで座り方を発見していきましたが、
ヒールダウンに適した座り方をしたら、
ヒールアップの時にシックリ来ず、
ヒールアップをやり易いように椅子をセットしたらヒールダウンがしっくりこない、みたいなことの繰り返しでしたが、
そもそも、
ヒールダウンとヒールアップが何故存在し、
どういう特徴があるのか、
ビーターは押し付けたままでいいのか、
離すべきなのか、
などの疑問も、
抱えたままの練習をせざるを得なかった身としては、
この章も見ごたえがありますね!
昔の自分にプレゼントしたいです。
ちなみに私は、
貧乏ゆすりの時の足のポジションや、無意識に使ってる筋肉を意識してみたり、
足でタバコを消す動作を用いてみたり、
みたいな工夫をしながら、
「足回り」のもろもろを解決していきました。

バスドラムの2連打

バスドラムの二連打には、苦闘した思い出があります。
最初に出来るようになったのが、
ヒールアップで蹴り込む的なやり方でしたが、
これが出来るようになってしばらくしたら、
ヒールダウンとかアップとかを特に意識しなくとも、できるようになりましたね。
この頃に、
ペダルに乗せる足の位置が、
自分的に決まったというか、
「決められた」という記憶がありますね。
それが決まってからは、
次の連打が、比較的、楽に(必死の試行錯誤でなく、楽しく探る的な意味)できるようになった記憶があります。

バスドラムの複数連打

先生が仰っている、
ひねりあげる
動作に近い動きは、
「タバコ踏み消し」でできていましたが、
靴の中の指の形
は、気がつきませんでした。
ま、裸足でペダル踏んでましたからね( ̄▽ ̄;)
理由は単純で、
「スティックは素手で持つ」からで、
当時の私は、ペダルから伝わってくる振動を、文字通り、
肌で感じたかったのです。
その後、靴を履いても振動を感じられるようになり、
また、
硬いもので、面積を小さくして踏んだ方がペダル自体の反応がよいことなどに気づいたりしてるうちに、
イアン ペイス氏のように、ロンドンブーツを履いてても叩けるようになりましたが、
結構、大変でした。
自分にシックリくるものを発見し、体得していく苦労は避けられませんが、困った時に、このDVDは助けになるのではないでしょうか?

5章 グルーヴ

良いグルーヴに必要なこととは?

山北先生の言わんとすることは、様々なプロドラマーが、
様々なお立場で、様々な言い方で、繰り返し述べておられますよね。
点でなく線で、
機械的でなく人間的(エモーショナル)に、
叩こうとせずに唄うように、
力まずに、流れるように、
などなど。
ドラムというか、音楽では、
視覚
聴覚
触覚(触運動覚といいます)
の、
3感を主に用いてますので、
どれか1つに偏らず、
この3つのすべてを使おう、
という主旨だと私は理解しました。
ちなみに、
私たちの脳は、
触覚刺激≧聴覚刺激≧視覚刺激
となってますので、
音をよく聴くだけでなく、
浸るというか、
ドラムを叩いた時の感触なども含め、感じることが大切だと思います。

ドラムの音とは?

バスドラムとスネアの分離

響きあってこそのドラムセットの音ってことは、
わかってた方がいいですね。
単品がいい音で鳴ってても、
セットを組むと違ってしまうことはざらにあることですし、
叩いてる自分と、
ドラムを聴いてる側では違って聞こえているので、
このあたりは、きちんと知っておいた方がいいですね。
自分が出してるはずの音が出てるのか?
出せてるのか?
ということだと思います。

低音のコントロール

私はむかし、(素手でスティックを持つのに倣い)裸足でペダル操作してたんですが、
ペダルが操作できるようになり、また、ペダルから伝わってくる振動(レスポンス)がわかるようになった時から、
靴を履いて叩けるようになりました。
原始人から少し、進化したわけです。
で、
靴を履いてペダルを操作して馴れてほどなく、
山北先生が仰っていることに気がつきました。
ただ、当時の私は、
低音は出るし、力は要らないし、
「めっちゃ便利やん(大阪弁)」と思っただけでしたが(笑)

普段の私は、ヘリを踏むことはありませんが、
足の親指の付け根(小さい面積で踏む)で踏んでいます。

6章 ジャンル別のスタイル

ロック・ポップス系のスタイル

スネアのチューニング

その音楽らしい
という意味でのスタイルやチューニングもあれば、
その音楽らしくはないけど、
この曲は、こう叩きたい
ということもありますが、
ここでは、
いわゆる、
押さえておきたいスタンダードなことを主眼に説明なさってますが、
主旨は、
「音楽に従って」
ということなのだと思います。
ハードな曲、ソリッドな曲を叩く時には、
スティックは握りぎみ(手の内を締めるニュアンス)に、「必然的に」なりますので、
これ、パンクやから、握りぎみでやればいいんだ
みたいに捉えないことが大切だと思います。

ジャズにおけるシンバルとハイハット

4ビートですから4分音符ですよね!
4分音符だけでスイングするのは至難の技。
パパ ジョーンズなんか聴いてみるといいでしょう。
私はジャズドラマーではありませんが、
ジャズファンではありますので、
見てるだけで楽しい章です!

シンバル・レガートの打ち方

ジャズファンの私ですが、曲によってはシンバルレガートを使いますが、
速いシンバルレガートを練習していくと、
それとは知らずに、モーラー的になっていくんですね。
独学者の多くの方が、モーラー的になるのはそういった経緯があるような気がします(あと、ブラシワークしててもなります)

バスドラムのフェザリング

その昔、キャバクラという意味でないキャバレーなるもので演奏してる時代に、
私は必然的にフェザリングを習得しました、
というか、させられました。
ビッグバンドの曲の大半が、バスドラムの4分打ちを小さい音でやらねばならないので、論理的帰結的に、この踏み方になりました。

ボサノヴァ・ビートの作り方

ボサノバは、私が唯一楽しく叩けるラテンビートです。
今はセオリー通りに叩くことは指定されない限り、まずないですが( ̄▽ ̄;)

サンバ・ビートのしくみ

一方、サンバはまったくのれません。
ドラム界の大重鎮、
つのだ☆ひろ氏も、たしか、サンバはダメなんだよね~、
体の中にない、
みたいなことを仰ってたと記憶してますが、
それを自分への言い訳にして、サンバはできません、
と常日頃言っておりました。
ただ、キャバレー時代に、
チック コリアの、スペインをやるはめになり、
この時は、アドリブ部分をジャズっぽく叩くことを除き、
一応セオリー通りにやって乗りきりました。
セオリーというか、スタンダードなことの大切さを痛感できた懐かしい思い出です。
みなさんも、頑張って下さい!

7章 ルーディメンツ

独学である私から見ると、この章のルーディメンツの順番に驚きを禁じ得ません。
フラムができたら、それをベースにドラッグに移り、
ドラッグの2つ打つのをベースにダブルストロークに導いてくれるところがありがたいです。

フラム

ドラッグ

フラムとドラッグは、その名前を知らなくてもみんなが使ってるルーディメンツの代表ですね。
私も、これ、ルーディメンツっていうんだ、
と、
思った覚えがありますが、
その成り立ちや、手のバランスをよくするため以外の用途や、まとめあげた意図がわからず、
また、
とにかく丸暗記して、
できなきゃダメという当時の習わしに、違和感を覚えました。
当時の私は、ブラスバンドというかスネア専門の方にいろいろ質問したりしたんですが、
結局、よくわかりませんでした。
でも、伝統というか基礎と云われてるものなので疎かにできないと思い、
一応やってみたのですが、
その時に感じたことが、
マスターしていく順番に工夫の余地があるのではないか?
ということだったので、この章は、嬉しかったです。
また、
手をスネアやタムに振り分けて、セットドラミングへの展開の基礎を教えて下さってること、
それがフラムの多角的な理解に繋がってるのが素晴らしいですね!
ルーディメンツが、
極意を集めたものであると同時に、
実用的な秘訣集であり、
また、クリシェ(常套句 フランス語→手癖のことを指すこともあります)でもあり、
それを最初に、理屈はわからなくてもいいからとにかく基礎として学ばせようとする意味がよくわかるのではないかと思います。
また、ドラッグを「整えて」3連符にする
というのもいいですね!
で、この「整える」感じがつかめると、
不必要な苦労なしにダブルストロークに行けますので、とても合理的だと思います。

ダブルストローク

フラムドラッグをマスターしてからダブルストロークにいくと、すんなり出来るようになったのではないでしょうか?
私は、ダブルストロークを多用するドラマーですが、
これが一番早く習得できるのではないか、と思います。

シングルストローク・フォー

鳥の羽ばたき!
うまい表現ですね!
モーラーを習得中の方は、
オープン クローズによるシングル(ストローク)フォーに興味があっても、その練習はしないことが大切です。
すでに、オープン クローズでのシングル フォーが出来ちゃう方も、
それは脇に置いておいて、
ひたすら羽ばたくことをおすすめします。

パラディドル

パラディドルも、それを知らないままで使ってる方も少なからずおられるのではないでしょうか?
レッド ツェッペリンの移民の唄のリズム(スネアとバスドラムのコンビネーション)を、
私はパラディドルと意識したことはなかったのですが、
きちんと習ってた方は、
ああ、パラディドルね、
なんて言っておられ、BBA(ベック ボガード アピス)の、ladyも、パラディドルの応用だよ、と、教えてもらい、
へぇ~、と思った記憶があります。
因に、その時に、
パラディドルが擬音であること、
また、パラが右左、ディドルが右右(2つ打ち)だよ、
と教えてもらいました。
あと、このDVDでは触れておられませんが、
三連符の真ん中をダブルにしてパラディドルに整える方法もありますので、
山北先生にせがんで見せてもらって下さいね!

パラディドル応用

羽ばたきがまた出てきましたね!
ここで、うまく「整える」感覚を養うといいのではないでしょうか?

シックス・ストローク

ドラッグを「整えて」シックス・ストロークにする
ってのを、おすすめしてらっしゃいますね!
どうか、お受け取り下さい!
馴れてくると、
ドラッグが三連符に化けたのを使って、
右左左 右右左
の三連符
みたいな理解もできたりしますが、
さまざまな理解を重ね、
フレージングとして使っているうちに、
シックス・ストロークと意識しないで使えるようになります。
これは、他のルーディメンツにもいえることですが、
こんな、感じで、
血となり肉となるように練習を重ねて下さい!

シングルストローク

で、いよいよシングル・ストローク、
モーラーならではのシングル・ストロークですね。
ここは、モーラー初心者の私としては何も語れることはないので、
みなさんと一緒に、
お!バディ リッチだ、
とか、
デニチェンだ!
と、
楽しみましょう!

パラディドル・ディドル

タム スネアに振り分ける使い方を私はほとんどやりませんが、ジャージーな曲でのリズムの流れの中で使ったり、
また流れを切らせたくない時の6連符としてが使うことが多いです。

ダブルパラディドル

これは、ライドとスネアでやると、いい感じのリズムになりますね!
ポリリズミックな感じ。
あとは、このように派手なというか、
魅せるドラミングにも使えますね。
モーラー奏法を、魅せるための技だと考えてた方も昔は大勢いましたが、
これだけ見ると、そういう誤解されても仕方のない華やかさがありますね。
勉強になりました!

デモ演奏

この章は、オールラウンダーの山北先生の演奏を堪能しましょう!

重めの16ビート

速めの8ビート

セカンドライン

派手めのサンバ

高速サンバ

あ、山北先生、この高速サンバのライドシンバルの解説、
機会があれば、是非、付け足して下さ~い!

ということで、
みなさま、お騒がせ致しました。
山北先生!
お疲れさまでした!
そして、ありがとうございました!
勉強に、なりました!
また教えて下さい!

m()m

 

第一線で活躍するプロの方からもこのような声を頂けて大変光栄です。

初心者からプロを目指す方まできっと満足してもらえると思います。

自信を持ってご案内するために今準備をしておりますので、もう少々お待ちくださいね。