ミネラルの重要性

ノーベル賞を2回受賞し分子栄養学の基礎を築いた故ライナス・ポーリング博士は、「全ての病気の原因を追求するとミネラル欠乏に行き着く」と言いました。

頭痛、肩こり、腰痛、貧血、低体温などの「未病」に始まり、動脈硬化、糖尿病、鬱、睡眠障害、ガン、アルツハイマーに至るまで、全ての病気や症状にミネラル欠乏が関係していると言うのです。

私たちは今、食をめぐる環境の変化により深刻なミネラル欠乏に陥っています。

カロリーは足りているけれど、ビタミンやミネラルが足りなくて心身に不調を抱えている人がとても多いのです。

ミネラルって何?

ミネラルは5大栄養素の一つで、無機物とも呼ばれます。ビタミンと異なりミネラルは体の中では一切作ることが出来ないので、食べ物から摂取し続ける必要があります。

人間の身体の95%は炭素、水素、酸素、窒素(C、H、O、N=「ちょん」)の4種類の元素で構成されています。

ミネラルは、残り5%の微量元素。この5%の中身が、身体の働きを大きく左右するのです。

人間に必要なミネラルは何種類?

ミネラルはチームワークで働きます。たとえば鉄が働くためにはこれだけの種類のミネラルが必要です。

自然界に存在する80種類以上のミネラルのうち、厚生労働省が定める必須ミネラルは16種類。しかし微量元素のはたらきについてはまだ分かっていないことが多く、実際にはもっと多種類が必要だと考えられています。

たとえばリチウムは必須ミネラルには含まれていませんが、欠乏すると鬱病になることがわかっています。バナジウムも必須ミネラルではありませんが、糖尿病との関係が指摘されています。

ミネラルは必須の13種類だけでなく、多種類をバランスよく摂取することが大切であると言えます。

ミネラルが欠乏するとどうなるの?

私たちの体は巨大な化学工場です。毎日休むことなく食べたものを分解してエネルギーに変えたり、体の一部に同化させたりしています。

そうした化学反応を進めるのが「酵素」。

酵素はミネラル・ビタミンがなければ働くことが出来ず、ビタミンはミネラルなしでは働くことが出来ません。

また酵素は約3,000種類もあると言われており、それらが満遍なく働くためにも多種類のミネラルが必要です。

ミネラルはバランスが大切。ミネラルバランスが崩れると、一部の酵素の働きが落ちます(酵素活性の低下)。低体温、低血圧などの不調は酵素活性の低下による症状の典型ですし、糖尿病、肥満、頭痛、動脈硬化なども、特定の代謝酵素の活性低下によるものと考えられます。

病気を予防するためには多様なミネラルをバランスよく補給し、酵素活性を正常に保つことが大切なのです。

ミネラルを摂るには何を食べればいいの?

昔から、人間にとって最も大切なミネラル源は「塩」でした。

海は地球上の全ての生命の源であり、自然界に存在する80種類以上のミネラルは全て「海」の中に含まれているからです。

ところが戦後、日本では塩の専売制が導入され、私達は精製された「食塩」を口にすることになりました。食塩には、海中の多様なミネラルを含む「にがり」成分が含まれていません。私達は何十年もの間、ナトリウム(Na)と塩素(Cl)以外のミネラルを塩から摂取することが出来なかったのです。

「塩分は高血圧や動脈硬化の原因になるから控えるべき」というのは間違いで、多様なミネラルをバランスよく含む「海塩」や「湖塩」はむしろ身体に必要なのですね。

しかし、外食産業ではまだまだ食塩が主流。外食する人、惣菜や加工食品を利用する人は、ミネラルの偏りを補うために海藻や魚介類を食べる、イワシやカツオなどの出汁(ダシ)を積極的に活用する等の工夫が大切になっています。

土に含まれるミネラル

陸地も昔は海の底でしたので、海と同じように土の中にも多様なミネラルが含まれています。

土の中のミネラルは野菜に入り、野菜を食べた動物に受け継がれ、人間は野菜や肉を頂きます。

しかし現代は化学肥料の普及により、平均的な野菜に含まれるミネラルの多様性は失われてしまいました。化学肥料にはリン(P)、窒素(N)、カリウム(K)以外のミネラルが殆ど含まれていないからです。

下水の発達により、排泄物に含まれるミネラルを土に還すサイクルも失われてしまいました。

その結果、土壌が痩せ、野菜の栄養価は年々減り続けています。

食物繊維を摂るためにも野菜が大切であることは間違いありませんが、ミネラル源としては頼れない状況になってしまっているのです。

ミネラルの消化と吸収

前述の通り、人間がミネラルを利用するためには、土や海水中のミネラルを「生き物の身体を通して頂く」必要があります。なぜなら、人間はミネラルをそのまま摂取しても消化・吸収が出来ないからです。

植物は土からミネラルを吸い上げる際、根っこから「根酸」を出して土を溶かします。

野菜に含まれるミネラルが人間にとって利用効率が良いのは有機酸のおかげ。人間も食物連鎖の一部で、自然の摂理の中で生かされているのですね。

多様なミネラルを効率よく摂取するにはどうすれば?

現代の食事情において、多種類のミネラルを十分に摂取するのは大変です。

ミネラルが十分にとれる食事はこんな感じ

加工食品に頼らず、手作りで多くの品目を食べる。出汁もしっかりとる・・・そんな理想的な食事を毎日欠かさず出来る人は少ないのではないでしょうか。

そこで効率化の道具として、サプリメントという選択肢が出てきます。

マルチミネラルのサプリメントは色々ありますが、僕が第一にオススメするのは植物性ミネラル。ユタ州にある1億年前の植物の堆積層「ヒューミックシェール」から採掘した化石を純水に浸し、栄養成分を抽出した液体サプリメントです。

植物性ミネラルには80種類以上のミネラルが有機酸と結びついた状態で含まれており、腸内環境が少々悪かろうが、胃酸が出ていなかろうが、人体への吸収率が抜群に高いのが特徴です。過剰摂取によってミネラルバランスが崩れる心配もありません。

人間には毎日80種類以上のミネラルが必要であり、これらを摂取することではじめて身体の機能を正常に維持することが出来るのです。



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