モーラー奏法のメリット

腕の屈伸ではなく、回転(ねじり)でたたくことで、
下記のようなメリットがある奏法です。

  • 音量が出せる
  • スピードが出せる
  • 音色のコントロールが容易に
  • 持久力がつき、長時間の演奏が可能に

モーラー奏法を理解するには

僕がモーラー奏法を知ったきっかけは、
デイヴ・ウェックルの教則DVD「Natural Evolution」でした。

その後、スティーヴ・スミスニール・パートジョジョ・メイヤー等も
モーラー奏法を解説していることを知り、教則ビデオをチェックしてみました。

上にあげた4人のDVDをみると、
モーラー奏法の解説のシーンで共通しているのは

  • 脇を開けて閉める、独特の動き
  • 腕の回転を使うという説明
  • リラックスが大切だという説明

といったところだと思います。

あとたいてい、フレディ・グルーバーとかジム・チェイピンとかいった、
モーラー奏法の伝承者みたいな人の名前が出てきます。

さて、これらの映像を見ると、
説明そのものは理解できると思います。
しかし、実際の演奏シーンを見てみるとどうでしょうか。

説明のときのような大げさな動きは
ほとんどないのではないでしょうか。

結果、「さすが一流の人の動きは柔らかいなあ」
くらいの認識に終わってしまう、というのが
実際のところではないでしょうか。

しかし、彼らは実際の演奏に、
説明のときの動きを確実に応用しています。

実は、モーラー奏法の説明のときの動きは
身体の使い方を理解するための手段でしかありません。

身体の使い方には、下記のような情報が含まれます。

  • どこに力を入れるのか、または抜くのか
  • どれくらい力を入れるのか、または抜くのか
  • どこを意識して動かすのか
  • 重心の位置はどうか

etc...

これらの情報を、映像から正確に把握するのはかなり難しいと思います。
このサイトが、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

モーラー奏法はアメリカで生まれたものですが、
モーラー奏法と同じ原理で演奏する打楽器は
世界中にたくさんあります。

たとえばブラジルのサンバで使う「パンデイロ」や大太鼓の「スルド」、
素手で叩くアフリカの「ジャンベ」、フラメンコで使う南米の「カホン」、
インドの「タブラ」、中東の「ダラブッカ」や「フレームドラム」・・・

「回転」主体の奏法で演奏する打楽器は世界中にたくさんあり、
実はドラムセットもその一つです。

モーラー奏法のことを考えるとき、そういったことにも目を向けてみると
より理解が深まるかもしれません。

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