「場」の力を味方にして、苦手を克服する話

「苦手なことを克服するためには、歯を食いしばって頑張らねばならない」

そんなふうに思っている人がいたら、ちょっと見方を変えてみるのも良いかもしれません。夢中で取り組んだ結果、気付いた時には苦手が克服できている・・・そんな考え方のほうが上手くいくこともあると思うんです。

 

ポイントは・・・

「場」の力を味方にすること。

 

ちょっと抽象的なので、例を出して説明しますね。

ある所に、ニンジンが嫌いな女の子がいました。彼女は本当はニンジンを残したいのですが、いつもお母さんから「ニンジンも頑張って食べなさい!」と言われ、イヤイヤ口に運びます。彼女は良い子なのですが、ニンジンが美味しいと思えたことはこれまで一度もありません。

ある日、女の子は友達の家族と高原へキャンプに来ました。高原の美味しい空気を吸い込みながら、みんなでお昼ご飯のカレーを作ります。飯ごうでご飯を炊きながら、お肉、玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンを切ってお鍋に投入。カレーを入れて、スパイスを入れて・・・ご飯が炊けたら完成!

「いただきま~す!」

女の子は、こんなに美味しいカレーは初めてだと思いながら夢中で食べ、あっという間におかわりをしました。

お母さんは目を丸くして驚きました。
「あれ?ニンジンも食べたの?」

・・・

正面から向き合っている時には好きになれなかったニンジンでしたが、高原の美味しい空気の中でみんなで料理をすることによって、女の子にとってのニンジンが「嫌いなもの」から「素敵なもの」に変わったのです。

これが、「場」の力です。

 

もう一つ例を挙げましょう。

高校生のY少年はブラスバンド部でドラムを叩いていました。もう何か月もジャズ系の難しい曲に取り組んでいるのですが、ドラムソロのある部分がどうしても上手く出来ません。

そんなある日、友達に誘われて学園祭でもドラムを叩くことになりました。ロック系のシンプルな曲ばかりでしたが、演奏するのがとても楽しく、メンバーと一体になる感覚が本当に気持ち良いと感じました。

いよいよ本番の日。会場は沢山のお客さんでものすごい熱気です。曲はシンプルなので不安要素はありませんでしたが、演奏前には少し緊張しました。でも、カウントして本番が始まると緊張など吹き飛び、夢中で演奏しました。学園祭はとても盛り上がり、演奏後はみんなでジュースで乾杯。打ち上げも盛り上がりました。

次の日。楽しかった学園祭の余韻が残る中、ブラスバンドの難しい曲をさらってみると・・・なんと、あんなに苦労していたフレーズが、すんなり出来てしまったのです。

「あれ?」

・・・

実はこれ、高校生の頃の僕の体験です。学園祭でみんなのエネルギーをもらうことで、一見関係のない課題も一緒にクリアできてしまったんですね。

 

苦手を克服する究極のコツは、エネルギーの高い「場」からエネルギーをもらうことです。

カレーを食べた高原のキャンプ場も、学園祭のステージも、エネルギーが高い「場」でした。自分のエネルギーを高めるには、そんな場に身を置くことが出来るといいのですね。

え?そんなに都合よくエネルギーの高い場が見つかるとは限らないって?心配はいりません。そんな時は、自分が場のエネルギーを高める存在になればいいんです。

エネルギーは循環させることによって増幅します。自分から循環を起こすことが出来れば、どんな場所でもエネルギーを高めて行くことが出来るんです。そんな人になれたら素敵だと思いませんか?

場の力を味方にする。もし場のエネルギーが低くても、自らエネルギーの循環を起こしてエネルギーを高められる人になる。

これが、苦手を克服するための極意だと思います。



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