モーラー奏法は自然に身につくか?

3歳くらいまでの子供に遊びでスティックを振らせると、だいたい腕全体を使ったストローク、モーラー奏法で言うところの「フルストローク」になります。(写真は昔、長女が1歳くらいの頃のもの)

モーラー奏法は元々、戦場で力を節約しながら大きな音を出すための叩き方でした。だから、力のない子供が全身を使ってスティックを振る様子というのは、モーラー奏法の最高のお手本なんですね。

では、大人も子供の真似をすればモーラー奏法が使えるようになるのでしょうか?

結論を言えば・・・NO。難しいでしょう。

なぜ?

大人はいろいろ考えてしまうし、動きの「クセ」を身に付けてしまっているからです。

遊びに夢中になっている子供は、スティックを振ること、音を出すことだけに集中しています。この集中力は、小さい子供に等しく与えられた特別な能力ですね。

これが大人になるとどうなるか。「上手くやってやろう」「お手本通りに」「正しくやらなければ」「あいつには負けたくない!」などなど雑念だらけ・・・。余計な思考が、身体の動きを不自然にしてしまうのです。

極論に思われるかもしれませんが、大人になっても雑念ゼロで、身体の感覚に100%従って動くことが出来る人って本当に少ないと思います。(それができたら肩こりも腰痛もなくなるはず!)

だからといって、子供のように無心であればOKというわけでもありません。子供の動きは完璧かもしれませんが、そこに「目的」を持たせるには思考が必要です。

「明確な目的を持ちつつ、雑念をなくす」

この相反することを両立するには、やはり地道な練習あるのみですね。

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